教科書の物語三年とうげ(李錦玉)
『三年とうげ』なぜ、三年しか生きられないと言うのか
▶ YouTubeで見る『三年とうげ』で転んだら、三年しか生きられない!?|李錦玉三年とうげで転ぶと、三年しか生きられない。そんな言い伝えを聞いたおじいさんは、峠で転んだあと、すっかり元気をなくしてしまいます。
本当にこわいのは峠でしょうか。それとも、言い伝えを信じたおじいさんの心でしょうか。
美しい峠にある、こわい言い伝え

三年とうげは、最初から暗く不気味な場所として描かれているわけではありません。花が咲き、秋には葉が美しく色づく、自然の豊かな峠です。
けれど「転ぶと三年しか生きられない」という言葉があるため、おじいさんにとってはこわい場所になります。
転んだ瞬間、おじいさんは言葉に心をつかまれる

おじいさんは峠で転ぶと、目の前の美しい道ではなく、「三年しか生きられない」という言葉ばかりを考えます。
同じ出来事でも、どんな言葉を信じるかで、心の中の見え方は大きく変わります。
こわさは、峠そのものではない

峠は人々が町へ行ったり帰ったりする、暮らしとつながった道です。
けれど不安でいっぱいになると、安心できるものや美しい景色まで見えにくくなります。物語は、言い伝えが人の心をどれほど強く動かすかを描いています。
言い伝えは、受け取り方で変わる

トルトリは、同じ言い伝えを違う向きから考えます。三年しか生きられないなら、たくさん転べば、そのぶん長く生きられるのではないか、と考えたのです。
言葉そのものは同じでも、受け取り方が変わると、こわい言葉は希望の言葉にもなります。
考えてみたい問い
| 問い | 考える手がかり |
|---|---|
| おじいさんが怖がったのは、何だったのだろう? | 峠と、言い伝えを分けて考える |
| トルトリは、どうして違う考え方ができた? | 同じ言葉を別の向きから見る |
| 言葉に心をつかまれてしまうことはある? | 自分が不安になった場面を思い出す |
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