教科書の物語三年とうげ(李錦玉)
『三年とうげ』絵の木の像は何?──チャンスンが語る物語の世界
▶ YouTubeで見る三年とうげ|挿絵に描かれたチャンスンとは!?『三年とうげ』の絵には、道ばたに顔のある木の柱のようなものが描かれています。
これは、朝鮮半島の村や道ばたに立てられてきた、チャンスンという木の像に似ています。絵に注目すると、峠の見え方が変わります。
チャンスンは、村や道を見守る木の像

チャンスンは、村の入口などに立てられ、災いから人々を守るものとして大切にされてきました。木で作ったもののほかに、石で作ったものもあります。
絵にチャンスンのような像があることで、三年とうげがただの不気味な場所ではなく、人々の暮らしの中にある道だと感じられます。
三年とうげには、美しい自然がある

本文には、春の花や秋の紅葉、光るすすきが描かれています。
峠そのものは、美しい自然のある場所です。こわく見えるのは、場所そのものより、そこに結びついた言い伝えのためです。
峠は、人々の生活とつながっている

おじいさんは、たんものを売りに行った帰り道に三年とうげを通ります。
道や家、服装、村の雰囲気からは、昔の朝鮮半島の暮らしが見えてきます。峠は、だれも近づかない場所ではありません。
チャンスンから、人々の願いを読む

道のそばにあるチャンスンを見ると、ここを通る人たちが、無事に帰れるよう願っていたのではないかと考えられます。
木の像は、背景の飾りとして見ることもできます。でも、その役割を知ると、そこに暮らす人々の願いを想像する手がかりになります。
絵は、おじいさんの不安も語る

転んだおじいさんのそばには、道を見守るような木の像があります。けれど、おじいさんの表情は、不安でいっぱいです。
見守るものがそばにあっても、言い伝えが気になって、安心できなくなっているのかもしれません。絵の表情や周りの景色を本文と見比べると、言葉だけでは気づかなかった心の動きが見えてきます。
考えてみたい問い
| 問い | 考える手がかり |
|---|---|
| チャンスンは、どんな存在として描かれている? | 村や道との関わりを見る |
| 三年とうげは、どんな場所に見える? | 自然、道、言い伝えを比べる |
| 絵から分かるおじいさんの気持ちの変化は? | 表情や姿に注目する |
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