有名な物語モモ(ミヒャエル・エンデ)
『モモ』モモは、なぜ人の心を取り戻せたのか
▶ YouTubeで見るモモ|人の話、本当に聞けていますか?【読書感想文におすすめ‼︎】モモは、強い魔法を使う主人公ではありません。剣を持って灰色の男たちと戦うわけでもありません。
それでもモモのそばにいると、人々は少しずつ自分を取り戻していきます。その力の正体は、「本当に聞く」ことでした。
モモは、すぐに答えを言わない

モモは、人の話を聞いても、すぐに「こうすればいい」と答えません。相手の話を、じっと最後まで聞きます。
答えを急いで渡すのではなく、その人が話せる時間を守っているのです。
話しているうちに、自分の気持ちが見えてくる

人は、話しているうちに、本当は何がいやだったのか、何をしたかったのかに気づくことがあります。
モモがしているのは、相手の代わりに答えを出すことではありません。相手が自分で答えを見つけられるように、そばにいることです。
「聞いてもらえる」は、大切にされること

だれかが自分の話を大切に聞いてくれると、自分自身も大切にされていると感じます。
モモは言葉で大きなことを教えなくても、「あなたの話を聞くよ」と心で伝えているのかもしれません。
時間どろぼうとは、正反対の力

時間どろぼうは、人々にもっと早く、もっとむだなく、と急がせます。心を考える時間まで奪っていきます。
モモは反対に、急がせません。ゆっくり話してよい時間をつくることで、人の心を取り戻します。
聞くことも、時間の使い方

予定をたくさんこなすことだけが、時間を大切にすることではありません。
だれかの話を最後まで聞くことも、自分や相手の心を大切にする時間の使い方です。『モモ』は、その当たり前で難しいことを教えてくれます。
考えてみたい問い
| 問い | 考える手がかり |
|---|---|
| モモは、なぜすぐにアドバイスをしなかったのだろう? | 答えを言うことと、聞くことを比べる |
| 話しているうちに、自分の気持ちが分かったことはある? | 自分の経験を思い出す |
| 「聞いてもらえる」と、どんな気持ちになる? | 相手の話を聞く場面も考える |
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