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七夕に、なぜ願いごとをするのか

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七夕たなばたは、織姫おりひめと彦星ひこぼしが一いち年ねんに一いち度ど会あえる日ひとして知しられています。

そして短冊たんざくには、それぞれの願ねがいごとを書かきます。けれど、二人ふたりが会あえる日ひなのに、どうして私わたしたちが願ねがいごとをするのでしょうか。

その理由りゆうは、織姫おりひめがどんな人ひとだったのかを知しると見みえてきます。

織姫おりひめは、機織はたおりが上手じょうずな働はたらき者ものだった

織姫おりひめは、天てんの神様かみさまの娘むすめで、美うつくしい布ぬのを織おる人ひとでした。だから「織姫おりひめ」と呼よばれています。

天あまの川がわの向むこうには、牛うしの世話せわをする彦星ひこぼしがいました。二人ふたりは、ただのお姫様ひめさまと王子おうじ様さまではなく、それぞれ自分じぶんの仕事しごとを大切たいせつにしていた人ひとたちです。

二人ふたりは、好すきな気持きもちの中なかで毎日まいにちを忘わすれた

織姫おりひめと彦星ひこぼしは出会であい、結婚けっこんします。けれど一緒いっしょにいることが楽たのしくなりすぎて、織姫おりひめは機きを織おらず、彦星ひこぼしは牛うしの世話せわをしなくなってしまいました。

好すきな気持きもちそのものが悪わるいのではありません。ただ、二人ふたりは大切たいせつな毎日まいにちまで忘わすれてしまったのです。

会あいたいという願ねがいが、二人ふたりをもう一度いちど動うごかした

天てんの神様かみさまは二人ふたりを天あまの川がわの両側りょうがわに引ひき離はなします。ただし、真面目まじめに働はたらいて過すごせば、七月しちがつ七なな日にちにだけ会あわせてあげると約束やくそくしました。

二人ふたりは会あいたいと願ねがいながら、織姫おりひめはまた布ぬのを織おり、彦星ひこぼしはまた牛うしの世話せわをします。願ねがいは待まっているだけのものではなく、毎日まいにちを大切たいせつにする力ちからにもなっています。

願ねがいごとは、織姫おりひめのように上達じょうたつしたいという願ねがいから始はじまった

昔むかしの人ひとたちは、機織はたおりが上手じょうずな織姫おりひめにあやかり、自分じぶんも技わざが上達じょうたつしますようにと願ねがいました。

裁縫さいほうや手仕事てしごとが上手じょうずになりますように、という願ねがいは、やがて字じが上手じょうずになりますように、勉強べんきょうや習ならいごとをがんばれますように、という願ねがいへ広ひろがっていきます。

短冊たんざくは、未来みらいの自分じぶんへの小ちいさな約束やくそく

七夕たなばたの願ねがいごとは、ただほしいものを書かくためのものではありません。

「こうなりたい」と書かくことで、自分じぶんが何なにを大切たいせつにしたいのかが見みえてきます。願ねがいに向むかって少すこしずつ行動こうどうするなら、短冊たんざくは未来みらいの自分じぶんへの小ちいさな約束やくそくになるのかもしれません。

考かんがえてみたい問とい

問とい 考かんがえる手てがかり
織姫おりひめと彦星ひこぼしは、なぜ引ひき離はなされたのだろう? 二人ふたりが忘わすれてしまったことを考かんがえる
二人ふたりは、会あえない一いち年ねんをどのように過すごした? 願ねがうことと行動こうどうすることを結むすびつける
短冊たんざくに書かきたい願ねがいは、どんな未来みらいの自分じぶんにつながっている? なりたいこと、できるようになりたいことを考かんがえる

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