行事の物語七夕伝説
七夕に、なぜ願いごとをするのか
▶ YouTubeで見る七夕伝説|なぜ願い事をするの?七夕は、織姫と彦星が一年に一度会える日として知られています。
そして短冊には、それぞれの願いごとを書きます。けれど、二人が会える日なのに、どうして私たちが願いごとをするのでしょうか。
その理由は、織姫がどんな人だったのかを知ると見えてきます。
織姫は、機織りが上手な働き者だった

織姫は、天の神様の娘で、美しい布を織る人でした。だから「織姫」と呼ばれています。
天の川の向こうには、牛の世話をする彦星がいました。二人は、ただのお姫様と王子様ではなく、それぞれ自分の仕事を大切にしていた人たちです。
二人は、好きな気持ちの中で毎日を忘れた

織姫と彦星は出会い、結婚します。けれど一緒にいることが楽しくなりすぎて、織姫は機を織らず、彦星は牛の世話をしなくなってしまいました。
好きな気持ちそのものが悪いのではありません。ただ、二人は大切な毎日まで忘れてしまったのです。
会いたいという願いが、二人をもう一度動かした

天の神様は二人を天の川の両側に引き離します。ただし、真面目に働いて過ごせば、七月七日にだけ会わせてあげると約束しました。
二人は会いたいと願いながら、織姫はまた布を織り、彦星はまた牛の世話をします。願いは待っているだけのものではなく、毎日を大切にする力にもなっています。
願いごとは、織姫のように上達したいという願いから始まった

昔の人たちは、機織りが上手な織姫にあやかり、自分も技が上達しますようにと願いました。
裁縫や手仕事が上手になりますように、という願いは、やがて字が上手になりますように、勉強や習いごとをがんばれますように、という願いへ広がっていきます。
短冊は、未来の自分への小さな約束

七夕の願いごとは、ただほしいものを書くためのものではありません。
「こうなりたい」と書くことで、自分が何を大切にしたいのかが見えてきます。願いに向かって少しずつ行動するなら、短冊は未来の自分への小さな約束になるのかもしれません。
考えてみたい問い
| 問い | 考える手がかり |
|---|---|
| 織姫と彦星は、なぜ引き離されたのだろう? | 二人が忘れてしまったことを考える |
| 二人は、会えない一年をどのように過ごした? | 願うことと行動することを結びつける |
| 短冊に書きたい願いは、どんな未来の自分につながっている? | なりたいこと、できるようになりたいことを考える |
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